2013年9月28日土曜日

「敵の手口」

  ネヘミヤ記 6:1-14

                  秋夕の日曜日、多くの方が故郷に行ってこられたでしょうか? 今日も故郷におられる方もいるかと思います。良い時間がもてましたか? 今年の秋夕は週日だったので、一週間近く仕事や日常を離れて、楽しめたことでしょうか? 聞くところによると、女性達はこの時期は男性の約20倍の仕事量がある、とのこと。お疲れ様でした。女性だけのポストチュウソクの休日が必要ですね。

秋夕は、日本では「おぼん」といわれ、太陽暦で8月にもたれていますが、韓国は陰暦で、夏をすぎた秋の収穫の時期となります。豊かな山の幸、海の幸を与えてくださった神様を礼拝し、命を繋いでくれた先祖に感謝をし、親族や友人達とともに収穫を喜ぶ時をもつのが本来の目的でしょう。

            いぜん、奥様がクリスチャンで、ご主人はまだ信仰を疑っているMさんというご夫婦がいました。奥様がなんとかご主人にもクリスチャンになって欲しくて、ある時、私を家に招いてくださって、ご主人と一緒に食事の交わりをする機会を作ってくださいました。食事がすんだころ、ご主人が「クリスチャンはなんでもかんでも神様に感謝といって、すましてしまうのがどうも気に入らない 。家内は私が働いて得たお金で食べて行けているのに、神様に感謝、というのが気分が悪い。」と、素直な気持ちを話して下さいました。Mさんの不満を聞きながら、心の中で神様どう答えたらいいか、お知恵をください、と祈りました。
            その晩、Mさんがもてなして下さったお食事は、大きな焼き魚と、けんちん汁、鳥の唐揚げ、やさいの煮物、と、純日本風のお食事でした。テーブルいっぱいに並べられたご馳走を美味しく頂いて、からになったお皿をみながら、

Mさん、今晩こんなに沢山のごちそうを頂いて、本当に日本の味を久しぶりに楽しみました。でも、もし、わたしが、今、 魚や野菜にむかって、「お魚さん、ありがとう! ジャガイモさん、ありがとう」といって、料理にお礼をして、Mさんに、「ごちそう様でした」、お礼をいわずに帰ったら、どう思われますか? 」 

すると、Mさんは、

そりゃ、腹が立つだろう。お招きしたのは,私たちだからねえ。」 と答えて下さいました。それで、わたしも、「実は、聖書を読むようになってから、創り主なる神様の事がわかり、先祖や、山の幸、海の幸に感謝をするよりも、それを与えてくださった神様に感謝をささげるという事が分かるようになったんです。」と、説明させていただきました。Mさんは、「そういうことか。。。」と考えて居られました。
           
さあ、韓国や日本はこれから収穫のシーズンとなります。豊かな自然の産物を下さった、創り主なる神様に心からの感謝をささげて、礼拝を献げて、祝福を分かち合いながら喜びをもって過ごしたいと思います。


暗唱聖句「あなたがたが互いに愛し合うこと、これが、わたしのあなたがたに与える戒めです。」ヨハネ15:17

ネヘミア6
            ネヘミアが神様のビジョンを受けて、ふるさとエルサレムにもどって、城壁の修復をはじめましたが、ことは順風満帆には進みませんでした。 ネヘミアの帰還から気に入らなかったサヌバラテ、トビヤ、その他の異邦人達が、いよいよ修復の完成を目の前にしたネヘミアやユダヤの民に最後の妨害を試みます。

その手段は、「会って話し合おう。」でした。しかし、ネヘミアはそれは純粋に会見が目的の誘いではなく、自分に危害を加えるための呼び出しだ、と感じ取っていました。それで、「大切な工事の最中で、でかけてなどいられない。」と誘いを拒絶しました。 しかし、サヌバラテ達はなんと4回も同じように、ネヘミアを呼び出して、誘い続けたのです。しかし、ネヘミアも断固に拒絶し続けました。しかし、5回目がまた来ました。今回は 敵は演出をこらしてやってきたのです。

            5人目の使者は、開封された手紙を持ってきていました。 その書面には、「ちまたには、あなたが城壁を建てたのは、自分がユダの王となって,  ペルシャに反逆したいからで、すでに、エルサレムで預言者達を任命して、『ユダに王がいる』といわせている、といった噂が広まっている。」といった内容でした。そして、サヌバラテ達はいいます。こんな噂がペルシャ王にしれたら、大変なことになるから、このことについて相談をしようではないか。 どうにかしてネヘミアを、警護のいない場所での話合いに連れ込もうという魂胆でしょう。そんな意図を感じ取って、ネヘミアは答えます。
そんな噂は嘘だ!おまえ達がかってに考え出したものだ!」と一掃したのです。

            この出来事の後に、ネヘミアはユダヤ人のシェマヤの家を訪問します。シェマヤは引きこもっており(預言者の仕草?)、「私達は神の宮の本堂の中で会い、その扉を閉じておこう。敵が夜分に襲ってくるといけないから。」と勧めました。あたかも、今でも敵がおそってくるように振る舞って、宮の中にいって戸を閉じていたら安全だから、宮に閉じこもろう、という誘いでした。 

ユダヤ人が神の宮に逃げ込む、きいたら良さそうな助言ですが、実は、 これには大きな罠がかくされていたのです。神殿には厳しいルールがあって、 異邦人の庭、女達の庭、ユダヤ人の庭、祭司の入れる聖所、そして大祭司だけが入れる至聖所とわかれています。このシェマヤの誘いは、祭司だけが入ることが許される本堂にはいろう、というものでした。祭司のみ入れる場所に逃げ込めば、まさか、その場所に一般人がいるとは思わないから安全だ、という仕組みでしょうか。しかし、実は、これは エレミアには、神の律法を破らせるという悪巧みだったのです。

ネヘミアはそれをも見破って言いました。「シェマヤは買収された! わたしが恐れて,彼の言うとおりに宮に入って わたしに罪をおかさせようとしたのだ。そうして、わたしがユダヤ人からも非難されたら、工事も中断し、ユダヤ人は一致を失い、彼らが私を思い切りそしるようになるだろう!」

ネヘミアは、こうして噂にも流されず、スパイの助言も見破って、神様を見上げて祈ります。「わが神よ。サヌバラテ達や、女預言者ノアデヤや、その他の預言者たちの仕業を忘れないでください。」どんなことがあったのかは書かれていないのですが、預言者とよばれる人達もネヘミアを陥れるような事をしたようです。それらに動じないでいられたのは、ネへミアが神さまを見上げ、神様の与えてくださったビジョンに焦点を合わせ、神様の律法に忠実であったからでした。

こうして見てみると、わたしたちの進むべき道を脱線させる敵のやりくちがわかります。

1.      しつこく攻撃する。
 2度も、3度もおこると、それがみこころではないか、と思いたくなるのですが、繰り返されるからといって、それに負ける必要はありません。いつも神様の下に帰る必要があります。状況の判断も大事ですが、それが神様の導きかどうかの確証を得ることが、何よりも大事です。

2.      嘘をつく
私達はいろんな嘘に人生全部を牛耳られていることがあります。
サタンがよくつく嘘の一つは、ネヘミアへの攻撃にも使っている、「みんなが言っている!」ではないかとおもいます。集団生活を重んじるアジアでは、人にどう思われるかは大きな問題です。しかし、みんなの言っていることは、聞くべき時もありますが、全部が全部正しい事が 広まるわけではありません。噂はたいてい伝言ゲームのように、聞き手の理解と意図が加えられてひろまりますね。ですから、事実が何かを落ち着いて見抜くことが大事です。事実を確認して対応できたら、噂に動じない落ち着いた人生をすごせるでしょう。

では、自分に対して否定的な噂が広がったら、どうしたらよいでしょうか。まず、神様の前に自分一人でしっかりと出て、噂になっていることについて、神様の御声を聞くことだと思います。神様の前に責められることが無かったら、噂はほっておいていいでしょう。噂をひろめている者達の罪は、神様にお任せしたらいいでしょう。神様がいずれ罰せられます。 しかし、噂が起こったことから、神様の前に反省すべきことが示されたら、それをしっかりと悔い改めて、問題を乗り越えることが大事です。とにもかくにも噂に動揺する必要はありません。神様の前で対処すればいいということです。

サタンは、「みんなが言っている」の他にも沢山の嘘をいって、私達の人生の修復を妨害します。「もうおそい!」「おまえには無理だ。」「過去にもこんな失敗があるではないか。」「もう元に戻すことはできない。」「おまえは居ない方がいい。」 こんな否定的な言葉は、サタンの偽りです! 神様の言葉は、悪いことがおきても、そこに回復があり、励ましがあり、癒しがある言葉です。否定的、破壊的な言葉はサタンの道具です! ネヘミアのように見抜いて下さい! あなたが言っているようなことはされていない!」「そんなことはない!」と、しっかりと宣言してください!「弱さの中でこそ働く神様の力を体験できる!」と、神様の言葉でおきかえてください。

3.      内部の人を使って、目の前の問題の解決だけに心をむけて、神の教えをないがしろにさせる。
シェマヤ、女預言者ノアデア、など内部の者が、しかも預言者と言われる人が、間違った助言をしたのです。そのやり口は、少しだけ、神様にかかわる事をもちいて、神様のことをしているように思わせて、じつは、神様の御教えとは違うことをさせるのです。 

ネヘミアの勝利は、神様の御教えを何よりも第一にしたことでした。敵の誘惑でもなく、内部の者の助言でもなく、ただ、神の御教えをまもることを第一にしたとき、敵の策略がみぬくことができたのです。

サタンの攻撃の手立て、1.しつこく攻撃、2.嘘をつく、諦めさせる、3.神の御教えをまもらないようにする。

私達の人生の中で、神様の御計画がすすまないようにしているサタンの手は感じますか? ネヘミアの対処の方法から、私達もまなんでサタンの攻撃に備えていきましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿

 
Design by Free WordPress Themes | Bloggerized by Lasantha - Premium Blogger Themes | Hot Sonakshi Sinha, Car Price in India