2013年9月7日土曜日

「神様にほめられる人生」

ピリピ人への手紙4:8−9

先週アジアの牧師と宣教師の大会がひらかれて、奉仕にいってきました。今回はキリスト教に対して厳しい姿勢をとっている国から100人が参加したので、その命がけの証しに、心をうたれ、また、そんな厳しい中にあっても力強く前進する主の教会の姿も見て、とても励まされました。使徒の時代の信徒達も、こんなふうに困難の中を、励まし合って、支え合って、忍耐しあって、信仰をまもりとおしたのだろう、と思いました。参加者の中にはハドソンテイラーの4代目の孫も来ておられて、歴史を感じました。
韓国は100年前にリバイバルが起きて、アジアの中では最も成熟した教会となっています。送りだしている宣教師の数も2万人で、世界では2番目に大きな宣教国となりました。中国は、家の教会がどんどんと広がっていて、すでに8千万人(人によっては一億とも)がクリスチャンになったとのこと。政府も無視できない数です。ローマ帝国はキリスト教を厳しく迫害した国でしたが、313年コンスタンチヌス帝の回心とともに、とうとうキリスト教を国教とする国へと変わりました。その時のクリスチャンの割合は、多く見積もって5%といわれています。今、中国はほぼ10%に近い信者数ですから、国も無視できない数となったのでしょう。これから中国の経済の進展、教会の成長、もっているマンパワーを考えると、東アジアに神様が期待していることがどれほど大きいか、と感じます。今、台湾も教会がどんどん伸びています。日本もなんとか早く苦境を乗り越えて、東アジアの国々がいつの日か、ともに力を出し合って、Back To Jerusalemの動きをはじめ、世界を主のめぐみで満たすその働きにもちいられるようになったら、と祈りました。どうぞ、期待朝鮮をふくめて、東アジアのリバイバルのために、一致と協力で世界宣教に力をそそげるように、お祈りしましょう。北朝鮮、中国、台湾、韓国、日本のために。


ピリピ書から、パウロが特別に慕っていたピリピの教会は伝道にも熱心、さまざまな奉仕も活発におこなう人達が沢山いて、活発な教会でしたが、メンバーが一致できないという問題が度々おきていました。 先週は、とくにユウオデヤとスントケのぶつかり合いがひどくなって、パウロが、他のリーダー達に 解決するようにと頼むほど大きな問題となってしまいました。ぶつかり合いが始まると、苦しむのは当人だけでなく、教会全体です。こうなったら解決のキーワードは、「主にあって!」です。神様の前に近づかないと、人間同士では、お互いには近づけません。「主にあって」のみ、自分がだれだったのかを思いだすことができ、相手の失敗がそれほどおおきな問題ではないことがわかります。次は、「なにも思い煩わないで、感謝をもってささげる祈りと願いを、神にささげなさい。」神様に語るとき、すべての人の考えにまさる神の平安が来る、といいます。人間関係がくずれると、いろんな心配がからんできますね。わたしはどんな人と見られているのだろう。 わたしの立場はどうなるのだろう。今後の状況はどんなふうになるのだろう、等。なんとか手を打たないと!とあせって人間的な解決を試みると、もっとおおきな失敗をまねくことになるのです。 願いことを神様に知っていただいて、あとは神様の手にゆだねる。自分はただ、神様がしなさい、という事だけをするのです。心配や、復讐心が、心にわきおこってきても、それを全部、神様の前にしっかりと置いて、ただ願いかを神様に告げたらいいのです。 そうすると、へんな手回しをしてもこころは落ち着かないのに、神様に全てをゆだねたとき、平安が心を占めてくれます。 これが、クリスチャンの問題解決の秘訣です。 そして、最後にパウロがすすめる事です。 

8節「最後に兄弟たち。すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判のよいこと、そのほか徳といわれること、賞賛にあたいすることがあるならば、そのような事に心をとめなさい。」

ここには8つの項目があります。自分にあてはめた場合と相手にあてはめた場合の二通りがあるようにおもいます。

まず自分にあてはめて考えた場合
すべての真実なことを心にとめなさい。全ての真理は神様の真理、信仰には関わりのないことでも、真実をしっかりと追い求めるように。教会の外で、いつわりやごまかしを自分に許さないこと。特に、ビジネスの世界。どれだけ売り込むかが大事なので、宣伝の時など、かなり大げさに説明するのだそうですね。商社に勤める友人が、嘘をついているという罪悪感があると言っていました。クリスチャンは、商売であっても、何であっても、だれを相手にしても、どんな状況でも、真実な事を心にとめるようにすべきだとパウロのすすめです。日本でよくみかけるのが、子供はだましてもいい、という風潮があります。泣くのをやめさせるためだけに、今度〜してあげるから、と。でも、泣き止んだら、それで終わり。子供は純粋なので、約束したらかならず守るべきです。守れないときは、大人が真摯にあやまらないといけないと思います。 
 
すべての誉れあること、賞状をもらえるようなことに心をつくしなさい。自分の心と時間はどんなことに費やされているか、吟味する必要があります。コンピューターのウイルスの問題がおきるたびに、頭脳と時間とスキルを、こんな事に費やしている人がいるんだ、と思います。詐欺をしている人、犯罪を犯している人、かれらが、その頭脳と努力を、人の人生を破壊するようなことでなく、人から感謝されて、社会の役にたつことに用いられたら、どんなに豊かな人生になることか、とおもわされます。誉れあることに目をとめる人生。 

全ての正しい事。わたしが毎日残念なことがあります。神学校は某教会と同じ場所にありますが、エレベーターの真ん前には障害をもったかたの為の駐車スペースがあるのですが、駐車場がこんでいるとき、大きな車を運転してきた女性が、ふたつのスペースに斜めに駐車したのです!一つでも、なんでそんなことができるか、とおもうのですが、二つにまたがって留めたとき、さすがにだまっていられませんでした。「ここは障害者のためです。」といったら、「もう会がはじまっているから」と言いました。わたしはもっと腹がたって、「クリスチャンですか!」と言ってしまいました。そしたら、ようやく、まっすぐに直しにいったのです。それでも、障害者用のスペースをつかっていました。これは正しくない、と思いました。

すべての清いこと。メディア、映画、雑誌、インターネット、ゲーム。サタンは人間をきよい神様から引き離そうと、あらゆる誘惑をして、きよい生活を邪魔するように攻撃してきます。無防備では、やられてしまいます。尊敬する友人は、夜11時以降はテレビのチャンネルは回さない、というルールを作っていました。他の友人はコンピューターは一人にならないところ、居間のコーナーなど、いつでも誰かが見れる場所に置いていました。旅行に出たときは特に注意が必要です。海外にでたら、どのように外国人を誘惑して商売するか、ひどい方法が沢山あると聞いています。心して、きよさを保たないと、脚をすべらすような世界です。
すべての愛すべきこと。毎週のお花がいけられている事、きがついておられますか? お茶が出されること。めだたないところでの貴重な奉仕のかずかず。感謝です。
すべての評判のよいこと。英語部の青年達が毎週、バケツとぞうきんでお祈りの場所を掃除していること。裏でほめられることは、本当にうれしいです。言い噂がいっぱいひろがる場所は、毎日いくのが楽しみです。韓国語クラス、参加している日本人が、最高です。といってくれました。さんびしよう、も、「すばらしい時間です!」

そのほか徳といわれること。HCCのサラン部の奉仕。なんと貴重な働きでしょう。

賞賛にあたいすること。ほかにも、ほめられるべきことに心と時間をつかっていきていきましょう、と。 パウロは人のほめることなどは、ちりあくた、といったばかりですが、ここでは、そんなものを追い求めましょう、と逆のことをすすめています。しかし、これに矛盾はありません。これらのものは、この地上にいきる者として、 生活の中で追求していくべきものということです。永遠の価値の問題ではなく、生活にあらわれるイエスキリストの価値感ということです。
ひとことでまとめると、神様にほめられる人生! 

他人にあてはめた場合

私たちは簡単に人のわるいことに目がとまります。自分の基準で人をさばくのは、神のようになったアダムとエバの罪の堕落のときからの問題です。「あの人は配慮がない」、あの人は自分勝手 、あの人はお高くとまっている、、、人の悪口はいくらでも、でてきます。 時には、人の優れた点ですら悪口になりますね。「あの人はできすぎるから、わるい」人を批判するのは、罪に落ちた人間ののがれられない罪です。しかし、人の中で、よい点をみるようにすると、人間関係はとてもすばらしいものになります。以前6人のチームでミニストリーをしていた時、とてもむずかしい時がありました。ある人は約束は守らないし、いい加減だし、自己主張がつよくて、あつまるのが心が重いくらいでした。ざらざらの関係でした。あるとき、わたしの祈りのパートナーに、この事をわかちあって、いのってもらうことにしました。「チームが最低のチームなんです。みんな自分勝手で。」「どんなメンバー?」ときかれたので、一人一人について説明をはじめたら、「すばらしいチームじゃない!」というんです。たしかに、一人一人の強いところをあつめたら、すごいチームでした。その時は、悪いところばかりがでてきてしまっていたのです。さっそくスタッフのリトリートをして、おたがいの良い点を認め合う時をもちました。その後はすばらしいチームになったのです。 他の人の中にパウロがあげているような8つの点をみつけるなら、あたたかい共同体がうまれることでしょう。

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