2013年11月10日日曜日

「まず御言葉!」

ネヘミヤ記 8:1-8
           
            昨晩の祈祷会はめぐみの溢れる時間でした。三十数名の方と心を合わせて祈りあえたのは、これからの日本語礼拝部の霊的な原動力となる事と思います。特に恵まれたのは、小グループに分かれての祈りです。お互いの重荷を分け合って祈り合う姿は、神様にある共同体だと実感するものでした。おいでになれなかった皆さんの為にもお祈りしました。来年の春先にまた、持ちたいと思います。次回にはぜひ、この恵みを味わってください。
                  今日礼拝直後に来年度のリーダーの選出があります。神様の選びの器が選ばれるようにと祈ってきました。選ばれた人は、神様が祈りに答えて選んでくださった方だと信じます。 ですから、自分が推薦した人でなくても、日本語礼拝部のみんなで祈りと協力体制で励まして行きたいと願います。 それで今日は2つのお願いがあります。1.リーダーが決定したら、その人を励ますことばだけしか口にしない 、 2.選ばれた新リーダーのために祈る。

先月の暗唱聖句をまだ覚えて居られるでしょう?「愛は___であり、愛は_____です。また人を_______ません。愛は____せず、_____になりません。 

11月の暗唱実践聖句は、そのつづきです。
礼儀に反することをせず、自分の利益をもとめず、怒らず、人のした悪を思わず、」 Iコリント13: 。この言葉を リーダーになった方に、また、周りの方に実践していきましょう。

<祈り>

<ネヘミア書>
                  みなさんは顔を洗ってから朝一番にすることはなんですか? テレビをつけてニュースを見る、体操したり散歩にでるという健康志向の方もいるでしょうか。または、おいしいお茶やコーヒーを入れて、聖書をもってテーブルに座る、という霊性派もいるかもしれません 。QTにコーヒーなんかとんでもない!という保守派もいるかもしれません。何にしても、一日をどう始めるかは、とても大切です。神様を第一にすると、より実りのある一日をすごせて、神様を第一にせずにスタートすると、とたばた動いても、何もできないで一日が終わってしまうような事もあります。何を第一にするかはとても大事です。 
                 
ネヘミアも、今は、城壁が完成し、中に住む神の民も血統証明もされて整理され、イスラエルは約束の地にもどって、イスラエルの新しい歴史を再出発するときとなりました。それで、まず第一にすべき大事なこととして、ネヘミアが考えたことは、「神様の律法を読むこと」でした。神の民とは、血筋だけではないのです。神の民とは、神の御言葉に生きるかどうか、でその真価がきまります。

                  旧約聖書をもう一度、振り返ってみましょう、
アダムとエバが神様のもとを追い出されたのは、神様が食べてはいけない!と言われたみことばに従わずに、その木から食べた事が原因でした。ここから罪の本質は、<神様のみことばを聞かないこと、従わないこと> だと分かります。
ノアは、逆に、神様のみことばを信じがたい時に信じて従ったが故に救われました。これは救いのモチーフです。「御言葉を聞いて、従うとき、救われる!」という大原則が示されているのです。アブラハムもその子孫達も、神様の御言葉をきいて従う時、神様のおおいなる祝福をうけることができました。反対にアブラハムの血を受け継いでいても、神様の御ことばを無視して、人間のかってな行動を起こすとき、そこには常に失敗があり、悲惨な結果もありました。
ヨシュア記でもみましたね、「エリコの町を聖絶せよ」、という神の命令が下ったのに、アカンは戦利品の一部を自分のために隠しました。それで、次に攻めたアイの町ではイスラエルの攻略は失敗に終わり、情けない結果となりました。これは御声を聞き従わなかったからです。 神の民が神の民たる所以は、まさにこの点、「神様の御声を聞いて従うか人なのかどうか」です。

<みことばを聞いて従う民>としてイスラエルが整えられるために二つの事が明かにされています。

1. みことばを聞くために集められたのは、「人の話を聞いて理解出来る人」とある点です。みことばを聞いて分かる人とは、何才くらいだと思いますか? 犯罪の罰は20才から名前も出されて責任追及がされます。 しかし20才よりももっと早く人間は、ものごとの理解が出来るようになると思います。 最近では「414の窓」という事が言われ、この年齢が最も福音を受け入れやすい年齢層と言われています。4才はすでにもの事の道理が理解できると考えているわけです
先日TVで「スーパーナニー」を見ていました。ある離婚されたお母さんが、その事実を4才の子供に告げなくてはならない時の事です。こどもはまず笑ってごまかして聞こうとしません。お母さんが、もっと話そうとすると,今度はお母さんの口をふさいだのです。聞くのが辛い事を話すことが分かっていたからです。4才はよく分かっている年だと思いました

このネヘミアが招集した集会にも、大人達と共に、こんな子供達も聞くように扱われていたのではないかと思います。聞く力がある者に、しっかりとみことばを教えることはとても大切です。4歳はまだ子供とは思わないで大丈夫でしょう。

神の律法とは、人間を縛るものではなく、
神の似姿とはどういうものかを、もう一度人間に思いおこさせ、
どう生きるべきかを分からせてくれるものだからです。
律法は、人間の歩みを守ってくれるものでもあります。
速度のルール、時速100kmというルールは、破った人を捕まえるためのものでなく、人々が安全に運転をするためにあるのです。

神様のルールも、人間が罪の世界でなるべく正しい生き方をするために与えられている枠組みなのです。  

今の日本や韓国もでしょうか?子供達になにを教えるかというと、点の取り方になってしまっているのではないかと心配です。試験勉強といえば、家事や社会の一員 としての責任からも免(まぬが)れるといった風潮を感じます。片付けや掃除は家族の一員としてするのが当たり前のことですが、勉強のためといって、 家庭の生活に関わることをさせない、社会の責任となることを教えない、受験ばかりに焦点を合わせた子供の育て方、これは心配です。ネヘミアは子供でもおとなでも、神様のみことばを真剣にきく人達を、再建の民として整えたのです。

2.二つ目は、みことばは最高の敬意をもって真剣に受け取られるべきだという事。
             この時のリーダーのみことばへの真剣な姿勢には驚かされます。まず,民を全員を集めて、その前におもむろに律法を携えてきます。おそらく、巻物だったのでしょう。ユダヤ教徒の礼拝のときに読まれる巻物のトーラー (虎の巻と言われる大事な本は実はトーラーの巻物のこと!)がもってこられたことでしょう。そして、それは、特設のステージで沢山のリーダー達もズラーと並ぶ中で、さらに一段高くなっている講壇から、律法の専門家エズラが、おもむろに巻物を開いて読むことからはじまったのです。

 まずエズラが賛美を始めると、民はみな(やく4万人?その2倍の可能性も)が立ち上がり、エズラの頌栄のことばをきいて、皆が、手をあげながら、アーメンと言いつつ,跪(ひざまづ)いて、地にひれ伏して主を礼拝した、とあります。 なんとユダヤ教徒のこの祈りの動作は、今はイスラム教徒や、一部の仏教徒のような、動作とにているのです。このように祈りの動作をします。これを広場で、夜明けから真昼まで朗読したのです。5,6時間の朗読です。律法が朗読されると、それにつづいて、その解釈して説明する人達もいました。ここには13人のレビ人が居たことの記録があるのです。真剣な姿勢が伝わってきます。

自分を振り返ったり、日本の社会や家族を振り返るとき、神様のみことばを、どれだけ大切なものとして扱っているか、真剣に生きているか、おとな達がそのように生きてお手本を子供達にみせているか、問われているのだとおもいます。 

先回、帰国したおりに、日本の電車の中に5人の小学校高学年の子供達をつれたお母さん達が乗ってきました。彼らの話題は、「電車代もばかにならない。お誕生日が来るから、来月からはおとな料金を払わなくちゃならないから大変だ。」という話です。子供達は周りにいて親の話が耳に入っています。すると一人が、「うちの子は小柄だから、あと1年くらいは子供料金で大丈夫。でも一緒に出かける子が大きいと疑われるみたい。」 わたしは聞きながら、「ああ、こんな親でどんな子供が育つのだろう」と、残念でなりませんでした。この親が今後子供が嘘をついたときに、「嘘をつくのは悪い事です!」と怒っても、もうだめです。子供は親のしていることを後ろからみているのです。

神様のみことばをどのように扱うか、これこそ、イスラエルの再建の最重要事項だったのです。
みことばをどれだけ暗唱しても、何回通読しても、その生き方に神様のめぐみの教えがあらわれていないのなら、聞くだけの者となります。聞いてしたがった人が神の民となったように、私達も聞
いて、従う神の民でありたいとおもいます。

そしてみことばを愛して、みことばに聞きしたがって歩む時、みことばの命、みことばの知恵、みことばのひかり、みことばの温もりをかならず感じることができるとおもいます。
そして、みことばを実行に移すとき、人生がどんなに豊かになるか、共に体験していきたいと願います。


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